メキシコ刺繍と雑貨TUCANETTAトゥカネッタ

メキシコオアハカフキーラの聖母のエスカプラリオ

メキシコ第３の巡礼地であるオアハカ州フキーラの聖母が刺繍されたエスカプラリオです。

メキシコの聖母はグアダルーペが世界的に有名ですが、フキーラはメキシコシティのグアダルーペ寺院、ハリスコ州のサン・フアン・デ・ロス・リオス次いで3番目に多くの巡礼者が訪れる巡礼地としてメキシコではとても多くの信者の信仰を集めています。

フキーラの聖母は髪が長く、王冠を被り白いマントに身を包んでいます。

高さ３０ｃｍぐらいの小さな聖像ですが、フキリータの愛称で親しまれ、12月8日の聖母の祝日にはメキシコ各地からたくさんの巡礼者がフキーラを訪れます。

フキーラの聖母像はスペイン人宣教師が布教の際にスペインから持ってきたもので、布教を終え村を立ち去る際に村人に託し、その後村人が聖母像を祀る小さな教会を建てました。

しかし焼畑を行ったときに教会が火災に遭い全焼してしまったのですが、この聖母像は頬にすこし傷を負っただけでその他は無傷だったため、これが聖母の起こした奇跡だと考えられるようになりました。

その後この聖母を篤く信仰する信者に数々の奇跡を起こしたと言われています。

エスカプラリオescapularioとは「肩」を意味するラテン語scapulaに由来する言葉で、元々はベネディクト派の修道士が使用していたものでした。

今ではお守りとしてカトリック教徒の間で広く用いられています。

紐の輪に２つの長方形の飾り布が付いていて、この紐に頭を通し、飾り部分を胸と背中に来るようにして使います。

メキシコではお守りとして首にかける以外にも、車のバックミラーに付けたり、バッグに付けて持ち歩いたり、家族や友人へのプレゼントとしても用いられています。

このエスカプラリオは今年11月にフキーラを訪れた際に購入いたしました。

飾り布の部分は一つがフキーラの聖母、もう一つがイエス様の刺繍になっています。

裏側は茶色のフエルト生地で無地です。

フキーラの聖母については店長ブログでもう少しくわしくご説明していますので、よろしかったらご覧になって下さい。

ブログでのフキーラの聖母のご紹介

サイズ　紐　長さ　約３５ｃｍ　飾り部分　タテ　約３．３ｃｍ　ヨコ　約２．４ｃｍ