チアパス漆器(ラッカー細工)クロス・ブラック
チアパス州のチアパ・デ・コルソという町で作られている、ラッカー細工の十字架です。
チアパ・デ・コルソはミチョアカン州のウルアパン、ゲレロ州のオリナラと並びメキシコを代表する塗りものの産地です。
この町ではスペイン人が入植する前から塗り物の生産が行われていました。
この町で使われている伝統的な塗料は、チアシードとチカロテという植物の油脂とアヘというメソアメリカに生息する昆虫の油脂と、石灰岩や鉱石、動植物から抽出した天然色素を混ぜて作られています。
バラなどのカラフルな花とシダの葉のデザインが特徴的で、指と筆を使って着色します。
スペイン人の入植前は主にひょうたんに色づけをしていましたが、スペイン統治時代にはスペインからもたらされた洋服ダンスやテーブル、長持などの家具にもこの色鮮やかな装飾が施されるようになりました。
十字架はカトリック教徒であるスペイン人がメキシコへもたらしたものなので、チアパスの色鮮やかな花がデザインされた十字架は西欧文化とメキシコ文化の融合の象徴でもあります。
そんな伝統と歴史がこめられた十字架、インテリアにいかがでしょうか。
サイズ 縦 約 25.5 cm 横 約 13 cm 幅 約 1.7 cm
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