メキシコ刺繍ブラウス・オトミ族のワシ刺繍ブラウス半袖ブルー
メキシコで最も小さな州、トラスカラ州に住むオトミ族の間に伝わる、伝統的なデザインの手刺繍のブラウスです。
今年エルメスのスカーフのデザインに採用されたのもオトミ族のものです。(オトミ族は他にイダルゴ州、プエブラ州に住んでいてエルメスのデザインはイダルゴ州のオトミ族のものです。エスニックファッションの中でもかわいらしい民族衣装です。
ブルーの綿の刺繍糸でメキシコ国旗の紋章になっている、蛇をくわえたワシが刺繍されています。
【メキシコ国旗のワシの伝説】
アステカ族は現在のメキシコシティであるテノティティトランに定住する前、狩などをしながらメキシコ中央高原をさまよっていました。
そこへ神が現れ「蛇をくわえたワシがサボテンに留まっている場所を探し、そこを定住の地としなさい」と告げたのです。
そしてその蛇をくわえたワシがサボテンに留まっていた場所が現在のメキシコシティであるテノティティトランだったのです。
メキシコ国旗の紋章のワシはこの伝説に基づいています。
この刺繍の技法はスモッキング刺繍の一種で、スモッキングとはひだ飾りの意味で布に細かいひだ(ギャザー)を作り、そのひだ山をすくって刺繍糸でかがる技法です。
とても手の込んだ技法なのでメキシコの中でもこの技法を使った刺繍ができる人々の住む地域は限られています。
一つの作品を仕上げるのに、約1ヶ月かかるそうです。
中でもこのオトミのスモッキング刺繍は非常にひだが細かく、また胸部分と袖部分にスモッキング刺繍が施されていて、これはメキシコの中でも唯一のデザインです。
当店イチオシ商品です。珍しいメキシコの刺繍デザインをお探しの方や鳥好きさんにもオススメです♪
生地はマンタと呼ばれるキナリ色の良質の綿100%でとても丈夫にできています。
この刺繍のデザインや色の組み合わせは同じものはほどんど作られない、1点ものです。
そしてメキシコ国内でもあまり市販されていない非常に貴重なものです。
残念なことに最近ではこのようなブラウスは製作に時間を要する上にメキシコ内であまり需要がないので生産数が減って来ています。
モチーフとなっている鳥はオトミ族にとってはとても身近なものなので昔から刺繍モチーフとして使われて来ましたが、時を越えて親しみを感じることのできる、とても愛らしいデザインだと思います。
サイズ 平置き 身幅(脇下) 約45〜54cm 身丈 約67cm 着丈 約61.5cm 肩幅 約 36cm 袖 約14.5cm
素材 綿(マンタ)100%
※モデルの身長は156cmです。
※メキシコの刺繍製品ご購入の際のご注意※
メキシコではチャコペンなどを使わず、下絵を書く際や裁断の際にボールペンを使用している場合が多く、よく見ると下絵の部分が見えることがあります。
また生地の部分にもごく小さなインク汚れがある場合がありますが大半は洗濯するうちに薄くなっていきます。
刺繍部分のほつれや縫製、シミ等の状態は検品の上、目立つダメージのないものを販売しておりますが、メキシコ製のため、日本製と比べますと甘い部分がございますことを十分ご理解・ご了承の上ご購入をお願いいたします。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。